2017年01月28日
葬儀は、突然にやってくることが多いです。気持ちが動揺していたり、疲れていたりと通常の判断ができない場合もあります。そんな中、マナーとして気をつけることは、ご会葬くださった方々への礼節です。お香典やお供物を持参し、お越しいただいた知人や親戚の方々へ、故人に成り代わって、お礼の気持ちを態度で表すことです。落ち着いた、静かな口調で話すこと、動作もゆっくりととること、節目のご挨拶を日常よりも丁寧に行うことなどです。
また、仏様となった故人への感謝と旅立ちを見送る愛情に満ちた態度も大切です。その様子が素晴らしければ、親しかった方々へのお礼ともなります。言動だけではなく、服装も大切です。喪服を常日頃からクリーニングに出し、上品な装いで列席することが大切です。ほころびていたり、汚れていてはとても目立つ場面です。服装という些末な部分ですが、余計な部分に注目されぬようにしたいです。
葬儀の前の礼に始まり、式後のお見送りの礼で終わります。終始、故人を失った悲しみとともに、これまでの感謝の気持ち、これからの日々を頑張っていく決意、そういった姿勢を表現するために、凛とした態度が最も大切です。故人は、そんな家族を見守り応援していてくれるはずです。