2017年01月21日
葬儀は日本全国で古くから行われている行事であり、人間の人生の中でもっとも大切なイベントです。このイベントに無縁な人は皆無に等しいでしょう。そのルール、マナー、あるいはタブーに関してはしっかりと知識を身に付けておく必要があります。しきたりを重んじすぎて肝心の心が乏しくなるということもありますが、古くからおこなわれてきた儀式のルールには、相応の意味が込められています。
贈り物ひとつとっても、その場にふさわしくないものを贈ってしまうわけにはいきません。例えば、故人の友人としてお葬式やお通夜に参列する際、喪主やご家族に対して心ばかりのお品を贈ろうとした際、一般のお祝い事で贈るようなお品を贈ってしまっては相手の気持ちを害してしまいます。いくら心が籠っているといっても、それはこちら側の勝手な意識であり、プレゼントはまず受け手側の気持ちを汲んで初めてその価値を発揮するものですから、そのことを踏まえないプレゼントは、返って相手のお気持ちを傷つけることになります。
ルール、タブーなどを重んじるということは、故人とそのご家族に対するお気持ちを重んじるということです。最低限のマナーは必ず身に付けてから参列しましょう。